またまたまた書かせてもらえる機会を得ました。ありがたやありがたやありがたや。
実際の大会アーカイブはこちら
大隊の相性が強く出る大会でしたね。
mugiは単純に、読みが当たったというか…運が良かったというか…。
今回の解説では、選出もそうなのですが、なぜ対策を絞るに至ったかという話や、どうやって絞ったかに焦点を当てて説明できたらいいなと思います。
編成の狙い、コンセプト
今回のコンセプトとしては、コチラの大隊とほぼほぼ一緒です。
- 引き寄せて叩く
- こちらの戦力を散らし、柔軟性と総合力で勝ち切る
これに加えて、アタッカー部隊はSeason2のORGA.PT 500優勝大隊(COLAさん編成)を参考に組ませてもらいました。
COLAさんの編成、当時強いなぁと思っていたので、何が良かったのかをmugiなりに解釈しながら落とし込んだ感じです。
大隊の動き、試合運びの狙い
00中隊(+01,08,09中隊に)ついて
足止めがメインの第00中隊とフォローの第08,09中隊…と言う名のBow Ghostさん2体。
あと、余りコスト消化のParion1体、こちらはほぼ戦況に影響無いと思うので省略、分裂対策を考えると居ない方がマシかも。
第00中隊の槍先陣形は、近撃中隊に対して安定した守りを見せつつ、ブレス系等の範囲攻撃を上手く反らしてくれるので愛用しています。
…これはORGA.PT9999の時と一緒。
Greincect(グレインセクト)ではないのは、闇耐性とHPをそこまで重視していなかったためなのと、今回の役割はParion(パリオン)の方が優れていると判断したため。
パリオンを採用しているのは、(予想通りだと思いますが)Last Tail+Dead Clowsが目的です。これに期待した点は、
- 低ORGA.PTで、かつ分裂対策をされてる大隊は、強烈な範囲攻撃を持たない+高威力単体攻撃が多いと踏んだため、HPで受けるよりもLast Tailで受けた方が場持ちすると判断したため
- Last Tailにより、Dead Clows合戦で有利に働くことを期待したため
- Last Tailにより、遠隔攻撃を持つ敵に対して、少しでも寄れる可能性に期待したため
MOVE値1なのも、迎撃したい今回の大隊とは相性が良いです。こちらはグレインセクトと同様。むしろMOVE値1なのが選考の第一理由なんですけども。
小隊長はコスト削減を目的に、引き続きパリオンさんにお願いしました。
第08,09中隊のBow Ghost(ボウゴースト)さんは、本当はIZANAGI(イザナギ)さんにお願いしたかったと言えば狙いが伝わるかも? 雑魚散らしのコスト削減版です。
ボウゴーストさんではなく、DoppelgangerL(ドッペルゲンガーL)さんにしなかった理由としては、
- コストの納まり問題
- 低ORGA.PT帯では、10体編成のみの中隊が少なくないため、散らばり気味→ちゃんと中たるよう、一度に放つ矢の本数を重視したため
と言った感じ。
槍先陣形は攻撃力が無いと思っているので、フォロー大事かなぁという気持ちでボウゴーストさんを配置。
少し引き気味に配置しているのも、生存優先を狙ってのことです。
第02,03中隊について
攻めの要です。
この隊の残り具合によって、大きく逆転することがあるのもORGA.PT9999の時と同じですね。実際に、今回も逆転に寄与してくれましたよ!
敵兵を一掃するお仕事をお願いしています。
第00中隊に向かって進軍してくる相手に対して、前に前に削り進める(迎え撃つ)ことを狙っているので、Spirial Knight(魂騎士スピリアルナイト)を編成し、龍殺しを装備させて殲滅性能を高めています。
こうなると分裂対策が打ててないのですが…、それは後述するので、ここでは割愛。
COLAさんは小隊メンバーをKooni(小鬼)にしていましたが、ウチは引き続きパリオンさんを編成しました。
mugiの編成は、敵大隊を引き寄せる動きをするので小鬼ほど足の早さは無くても良いとの判断です。
足の早さよりも、確実に味方の壁になってもらい、かつ敵兵を減らすことに集中してほしい意図でパリオンを採用しています。
中隊陣形は横陣を採用しています。COLAさんが採用していた陣形のままです。
直進する場合、接敵する範囲を少しでも広く取ることができるこの陣形は、このゲームにおいてとても攻撃的な陣形になります。もちろん守りにも使えますけど。
接敵しやすいということは、スライムにも良く絡みに行くということ…。やはりスライムに勝つのは難しそうですね。
狙い、環境読みについて
mugiの優勝見たときに、「なんだ、運が良いだけじゃん」って思いませんでしたか? エキシビションのGIWさんにポコポコにされてますからね。
実際そうなんですよ、運が良いだけ!
でも、その運を掴むための努力は惜しまなかったと思いますよ。自負しています。
これが、ここで話したい内容で、本題だったりします。
でもまぁ…あくまでmugiの持論なので、そういう考え方もあるのか…くらいに読んで下さいね。
前提[最強の編成は存在しない]
対人戦のゲーム(特にカードゲームなど)をやっている方にはお馴染みだと思いますが、この手のゲームには最強の編成は存在しません。
どんな相手にも必ず勝てる、絶対負けない編成はあり得ないという話です。
同じルールで編成できる以上、同じ編成同士で戦うことが理論的には可能です。この場合、勝率は半々で必ず勝てるとは言い難いですよね。
つまり、最強の編成を組めたとしても、同編成と当たる可能性がある以上、必ず勝てるなんてことは無い=最強の編成なんて無いってことになります。
優勝できる編成とは?
今のルールで言うと大会で全勝した編成です。
…え? 最強の編成なんて無いのに?って思って頂けた方のために言い換えると、大会環境において勝率の高い編成です。
この世に存在する全編成パターンに勝利する必要は無く、これから当たる編成パターンにのみ勝てればOKということになります。
いやいや…これから当たる編成なんてわからないじゃんというのは正解ですが、ある程度予測することはできそうじゃないですか?
これが、ココで言いたかった環境読みの話となります。
どういう環境なのか?(あくまでmugiの考え)
mugiは大会環境のことを次のように考えていました。こんなふうに使うとは思ってなかった…
要約すると、
- 兵数が多い編成が強い(逃げ編成)
- 少なくとも分裂持ち編成も存在する(分裂編成)
- 魔具の充実により、今後出るであろう尖った編成も無視できない(読めない)
こんな感じでしょうか。
また、これに加えて、
- Season2 ORGA.PT500 優勝大隊が攻め編成(攻め編成)
- Season2の最終戦で分裂の印象が強かった(分裂編成)
という要素も検討材料として考えていました。
総括すると、逃げ編成、分裂編成、攻め編成、の3編成ですよね。読めない新編成については考えても仕方が無いので思い切ってスルーしましょう。
ここからが個人的には面白いと思っているのですが、この後mugiはお互いの強さを感覚的に比較してみました。
- 逃げ編成 ≫ 分裂編成
- 逃げ編成が圧倒的有利と判断
- 分裂は殴られないと増えれないので、逃げ編成相手にはまず増えることができない
- 逃げ編成 ≧ 攻め編成
- 経験則
- 攻め側が劣るという意味ではなく、有利スタートで始めることができる逃げ編成の方が勝ちそうかな?くらい
- 最後のORGA.PT500編成が強めの攻め編成だったので、逃げ側は対策捗るかな?くらい
- 攻め編成 ≧ 分裂編成
- 攻め側が分裂編成を意識しないわけが無い
- 低ORGA.PT帯は広範囲攻撃が少なく、分裂し辛い
といった感じで、逃げ編成が強そうだなぁ…そして分裂編成が活躍するのは難しそうだなぁという考えになりました。
本当はもうちょっと細かいですが、ここではあまり意味が無いので簡略化してます。
環境に適応した編成を組む(あくまでmugiの場合)
mugiの脳内会議では逃げ編成が優勝しそうです。
では、逃げ編成を組みましょうか…とはなりません。
mugiの編成能力では、逃げが上手い優勝候補方に勝てる気がしませんし、同コンセプトなら編成力が勝っていても確実な勝利は難しそうじゃないですか?
ということで、今回のコンセプトは逃げに強い「引き寄せて叩く」編成になりました。
ちゃんと叩けなければならないので、攻めで優勝していたCOLAさんの編成を参考にしつつ、自分なりにまとめた…という感じです。
と、組んだところで、この編成ってご存知の通り分裂編成に弱いんですよね。
調整によって、分裂対策を進めるものの、完封できる気配もなく決断を迫られます。
- 分裂対策を重視する(逃げ編成への対応力を落とす)
- 逃げ対策を重視する(分裂対策を捨てる)
恐らく、オールラウンダーな編成を求めるのであれば、前者の分裂対策を重視するのが正解なのでしょうが…、mugiは分裂編成が勝ち進まない(逃げ編成に負ける)と考えているので、当たらない確率にかけることにしました。
この場合、分裂編成に当たる確率か、逃げ編成に負ける確率のどちらを重視するかと言い換える事ができます。
mugiの予測では、優勝するには確実に当たる逃げ編成を叩かないとダメだと考えています。
対して分裂編成と初戦で当たらない確率は、20人参加中2人が分裂編成だとした場合、約10%…つまり、勝率換算90%なんですよね。
何人が分裂編成かはわかりませんが、勝率なんて70%以上あれば充分(20人参加中6人以下が分裂編成であればOK)と考えていたので、これで行くことにしました。
未知の逃げ編成相手に70%の勝率を約束するのは難しそうだなって思えば、その気持ちもわかってもらえるはず!
結果の話(補足)
終わったあとの話なので特に意味は無いのですが、今回17人参加の1人が分裂編成だったんですかね?(追い間違いあったらスミマセン…)
この場合、シードを含めると6%ほどが分裂編成と当たる可能性でした。
きっと、みなさんも同じように「分裂編成使いたいけど、勝てる編成が組みにくい…」と考えていたのでしょうかね。
なんにせよ、この時点で賭けには勝っているので、あとは上手く優勝してほしいなぁという状態になっていたというわけです。まぁ、本人は夢の中でしたが。そして、まさかの方向から分裂編成と戦うことになったのですが。
さいごに
ちなみに、mugiは当初分裂編成で行こうかなと考えてたのですが、組めないんですよね…。さすがにORGA.PT 500で分裂組むのは厳しかった…。
これもあって、分裂編成対策は捨て/出会わない方向で考えている節もありました。
もう少し踏み込んだ話をすると、朱獄の冠+分裂持ちを考えた際、
- Hell Vermilion(魔神王ヘルヴァーミリオン)とVazil Slime(ヴァジルスライム)9体のORGA.PT 126
- Hell Vermilion(魔神王ヘルヴァーミリオン)とSlime(スライム)90体のORGA.PT 270+9(適当な中隊長)
くらいが目安のコストとしてかかります。
これを見ると、ORGA.PT 500で逃げ編成対策を意識した分裂編成を組むのが困難なことがわかって頂けるかもしれません。
でも、これが組めれば、次はmugiみたいな人をカモる事ができるかもしれませんし…、次の大会が楽しみになってきますね!
それでは、また別の記事で!
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